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It is not possible to live if there is no whisky.


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バランタイン ファイネスト


バランタイン ファイネスト_d0052701_124125.gif


有名な一品です。


世界中でバランタイン・スコッチが好まれる最大の秘密は、ブレンドにあります。
スモーキー香や木香を強めて個性とするのではなく、どこまでも豊かで滑らかな風味を求めて40種類に及ぶシングル・モルトをブレンドしたスタンダード・スコッチ
それが、ファイネスト。ライトでもヘヴィーでもなく、飲むほどに魅了される気品をそなえたスコッチです。


このバランタインの上位はもちろん美味しいのですが、個人的にはファイネストの方が好きです。
(もっともゴールドシール12年とバランタイン12年しか呑んだこと無いですが・・・)

その理由は価格帯と呑む量の問題です。
上位の二つは買ったはいいが三日後には・・・とかなるので私としてはコストパフォーマンスが非常に悪いです。


自制心があれば

   そんな問題はないのですがね・・・


それはともかく説明にもあるようにこいつはスコッチです。
そのため口当たりがいいのは保障されています。

栓を空けると仄かに乾燥した樽の匂いとでもいいましょうか、そんな古い時代の香りとバニラのような香りが広がります。

グラスにそそぐとその匂いははっきりと感じられます。
ただし、開封したばかりは正直な話しアルコール臭が強いです。

口当たりはスコッチらしくとても優しいです。味は甘いのですが、ホワイト・マッカイなどに比べると複雑な感じです。
ここがブレンデッド・ウィスキーの奥が深いところです。
シングルも十分に深いのですが、ブレンデッドにはそこら辺は負けていると思わざる得ません。
私も原酒とかに精通していればいいのですが、そこまで精巧な舌も頭脳もないので、どうしてもこれぐらいの説明になってしまいます。

でも、どちらも美味いのですから酒飲みに、

「どっちの方が美味い」


とか野暮な事を
 
    聞くのは止めてください。



彼女に

「仕事と私どっちが大事」

     と聞かれたときの心境になります。


口に含むと匂いの割には舌ざわりきサラッとしていると思います。
匂いも口に含むと適度に感じられるようになります。

ウィスキー好きには怒られるかも知れませんが、こいつは割り物に適していると思います。
ハーフロックとかいろいろと使い勝手はよさそうな味の包容力が感じられます。
ただし、こいつ自体が甘いものなのでそこら辺は考えて割ってください。

そんなわけで、スコッチとしてこいつは十分に力のある一品だと思います。
価格も1500円ぐらいで大抵はお釣りがきます。
スコッチの妙技を感じるのにいかがでしょう。

あと、アルコール臭が多少するスコッチは1,2週間ぐらい経ってから再びかぐと、本来の匂いと味が楽しめたりします。
私の場合は大抵、一週間で飲み干してしまうので楽しめないのですがね・・・・

今度、小瓶にとっておこうかな・・・
by sakelife | 2006-11-14 12:41 | 酒蔵~酒への思いを綴る~